2007年08月28日

PSPダウングレードの切り札? 〜Pandora's Battery〜

前回の記事で紹介した"Pandora's Battery"を、せっかくなので作ってみた。
詳しくはリンク先を読んでもらえればわかるが、バッテリーに特殊なコマンドを書き込むことで、PSPをサービスモードで起動させ、メモリースティックにインストールしたファームウェアをロードさせることができるという原理らしい。この手法の利点は、ひとつはどんなバージョンのPSPでもダウングレードできること、もうひとつはマルウェアで起動できなくなったPSPも復活する可能性があることだ。

ではやってみよう。まず必要なものは

・自作ソフトの動く状態のPSP
・予備バッテリー(理由は後述)
・メモリースティックPRO Duo(理由は後述)
・Windowsの動くPC(Macは残念ながら不可)
・Ver.1.50のファームウェア(解凍して出てくるEBOOT.PBPをUPDATE.PBPにリネームしておく)

これだけあればとりあえず始められるが、この作業はメモリースティックやPSP本体の破損が起きないとも限らないので、くれぐれも自己責任で。何かあってもPandoraの作者やソニー、そしてこの記事を書いている私モバも保証はできない。せめてメモリースティックのバックアップはとっておくことをお勧めする。


さて、上記リンク先からダウンロードしたpandora.zipを解凍すると、下のようなファイル構成になっている。
capture1.JPG

まずはreadme.txtをよく読んでみよう。
capture2.JPG

赤枠で囲った文章を訳すと、

・改造したバッテリーだとPSPは通常起動しないから、スペアを使った方がいいよ
・4GB未満のメモステPRO Duoにしてね(256MBで十分だよ)
・OE、M33、WCみたいなカスタムファームウェアか、Ver.1.50のPSPが必要だよ


となっている。また、さらに後半に書いてあるのだが、今のところメモリースティック"PRO Duo"のみ対応であり、普通のメモリースティックDuoではダメらしい。今回はSunDiskの256MB PRO Duoと、購入時に付属していた純正バッテリーを使用した。

手順は以下の通り。

(1)メモリースティックをPSP本体でフォーマットする。

(2)PCに接続後、mspformatフォルダ内のmspformat.exeでメモリースティックを論理フォーマット(コマンドプロンプトを使用)して、いったん接続を切る。

(3)ふたたびPSPを接続し、メモリースティックのルート(一番上の階層)に手動でPSPフォルダを作り、その中にGAMEフォルダ、GAME150フォルダを作る。

(4)batteryフォルダ内のpandora_batteryとpandora_battery%、およびinstallerフォルダ内のpbfirm_installとpbfirm_install%をGAMEあるいはGAME150フォルダにコピーする(どちらのフォルダにコピーするかは、カスタムファームウェアでの設定による)。また、準備しておいたUPDATE.PBPをメモリースティックのルートにコピーする。
capture3.JPG
capture4.JPG

(5)接続を切って、普通のゲームと同じようにメモリースティックからPandora's Battery Firm. Installerを起動する。この作業で、メモリースティックに起動用のファームウェアがインストールされる。

(6)再度接続し、コマンドプロンプトでmsinstフォルダに移動し、msinst.exeを起動する。
msinst.exe (メモリースティックのドライブを指定) ((5)の作業で生成されたmsipl.binへのパス)

というコマンドを入力する。たとえばメモリースティックがGドライブだった場合、
msinst.exe G G:\msipl.bin
とすればよい。
capture5.JPG

(7)ここまでくればあと一息。ふたたび接続を切り、今度はPandora's Battery Creatorを起動する。出てきた画面で×ボタンを押せばOK。

これでPandora's Batteryの完成だ。使い方は、まずリストアしたいPSPのバッテリーを抜き、メモリースティックを今回作ったもの(PandoraMSと言うべきか)に差し替える。続いてPandora's BatteryをPSPに差し込み、電源を入れればよい。
ちなみに、このバッテリーは自動で電源が入るように出来ているらしいので、メモリースティックを先に差しておかないとサービスモードが上手く起動しない模様。
またこの手順でお分かりだとは思うが、バッテリーとメモリースティックの両方がないと意味がないので、この二つをセットで保管しておくといいと思う。

カスタムファームウェアは自己責任の世界であり、なにかトラブルがあって起動できなくなっても修理に持ち込むわけにはいかない。予備バッテリーと余ったメモリースティックだけで、自力でPSPを復活できる可能性が高まるのだから価値はある。環境が許す方はぜひチャレンジしてみてほしい。
posted by モバ at 22:27| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Game | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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